2023年9月9日(土)
道の駅みなとオアシスうわじま「きさいや広場」にて
フェーズフリーイベント「ぱくパーク」を開催。
事前に受講生全5チームがイベント内容をプレゼンし、投票でメインの案を決定。
採用チームを筆頭に、各チームの良さも組み合わせたイベントに仕上げ。
コンセプトは「フェーズフリー」(いつも=もしも)
「もしも」の時だけに役立つものは、その時のためだけに用意しないといけない。
「いつも」あるものを活用したり、「いつも」も使えるものを。
宇和島市には「いつも」の居場所「こども食堂」が多く、全国こども食堂支援センター・むすびえさん、ポケモン・ウィズ・ユー財団「こども食堂応援隊」さんらのご協力もあり、
名称はいつもの「食」と遊んで学べる「公園」で「ぱくパーク」に。
公園は「いつも」は遊び、「もしも」の時には避難所や炊き出しの場に変身するように、
受講生が受付の列づくりからの動線や、救護班と合わせた救急車スペースと車両誘導想定、授乳室の作り方など女性目線を活かした会場配置を計画。
ブースの例として、こども食堂の活動は災害時の炊き出しに、エクササイズ活動は、避難時時に必要な筋力につながる等、全て「いつも」と「もしも」がフェーズフリーに学べるパッケージとなっている。
家に帰っても「いつも」と「もしも」のつながりが学べるよう、描き込みボードを設置し、持ち帰るカードを作成。
イベント当日の来場者は700名以上。
「こどもが楽しみながら防災が身についた」「コロナ禍でこどもが楽しめる場が少なくなり有難い」との声。
プレゼンから1ヶ月後という怒涛のスケジュールの中、プログラム1期生の集大成に。
市内団体をはじめ行政、社協、県外団体とが連携していくことで、協働やフェーズフリーを学ぶきっかけづくりとなり、また同プログラム中学生メンバーが学校内でアイデアの募集や学生ボランティアのまとめを行い、今後も学校と地域の連携へ展開していく。
作成した動画やコンテンツは「ぼうさいこくたい」にて発表、むすびえ防災グループ、ポケモン財団、さなぶり財団全国7県実行団体へ共有、フェーズフリー協会へ報告、JVOAD全国フォーラムにて発表。
イベント用に企画した「歩きにくさ体験」「車椅子体験」などは貸し出しできるようキット化(※マネット)、市内団体、南海放送主催防災イベント、県内NGOイベントにて活用。
宇和島発のフェーズフリーパッケージとして全国へ啓発中。
※「マネ」はフェーズフリー5つの原則「普及性」から。
今回の活動を通して繋がった団体間で、大規模災害時を想定した県外とのネットワーク、NPO同士の協定等を計画している。
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