第3回講座の前半は、平野みどりさん(DPI日本会議)障害女性への合理的配慮について。
後半は黒木邦弘さん(熊本学園大社会福祉学部教授)による熊本学園大学避難所運営の事例と課題についてお話いただきました。
平野さんは「女性であるだけで差別があるのに障害がある女性はなおさら」と複合差別の事例を挙げ、ケーススタディを行いました。
車いすの要支援者サポートを受けていない女性、精神疾患のある子育て女性、知的障害のある娘が性的被害にあいそうになった女性…すべて実例です。
その方々が避難所で何に困るのか。
どう対応したらよいだろうか。
みなで考え、ディスカッションし知恵を出し合いました。
黒木先生は、熊本地震のときの学園大避難所の取り組み、学生ボランティアたちの活動などを紹介。
当時、指定避難所ではない学園大には避難者があふれ、注目を浴びました。
それは先生や学生の力を結集し、合理的配慮に基づき個別にヒアリングをしてきめ細やかにニーズに対応し続けたという、まさにインクルーシブな避難所の実践事例でした。
どれだけ困難な事例だったのか…想像を絶するお話に言葉が出ません。
ジェンダー視点、多様な視点を防災減災にどう活かすのか。
それは、普段からできることを取り組んでいくことだと改めて感じます。そのためにできることはまだまだたくさんある、と。
今日も本当に学びの深い一日だったのではないでしょうか。
1期生もサポートスタッフとして参加してくれましたし、2期生もずいぶん場が和み、学びを深め合う姿がありました。
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