モノにモノガタリを。地域の記憶の居場所。
あの日、わたしたちの足元に、確かな「舞台」=床ができた。(ファーストステップ) そして、平日の仲間たちの手で、この空間の「骨格」となる柱と、天井の「下地」が、力強く組み上げられました。
床(大地)と、骨格(柱)が、できた。 さあ、いよいよ、次の「ハレの日」がやってきます。
『セカンドステップデイ』 わたしたちが挑むのは、このアジトの「空」=『天井』づくり。 しかし、それは、まだ「仕上げ」ではありません。 その仕上げ(ジプトーン)を完璧に支えるための、一番大切で、一番見えなくなる仕事です。
11月9日、二つの「見えない」仕事を、見上げる先へ。
わたしたちがこの日行うのは、完成したら二度と見ることができなくなる、二つの大切な作業です。
一つは、見えない「体温」を吹き込む、断熱材。 まずは、組み上がった骨格の間に、ふわふわの「断熱材」を隙間なく詰めていきます。 タッカー(ホッチキスのような道具)を『パシュン!』と打ち込む音。 それは、宇和島の寒い冬も、このアジトが暖かくわたしたちを守ってくれるための、「見えない思いやり」の音です。
二つめは、見えない「強さ」を張る、バラ板の下地。 断熱材を詰め終えたら、いよいよ、この天井の「背骨」となる『バラ板』を、一枚、また一枚と張っていきます。
このバラ板は、最終的にはジプトーンの後ろに隠れて、誰の目にも触れません。 では、なぜ張るのか。 それは、このアジトの天井を、何十年も支え続ける「強固な土台(下地)」をつくるため。
このバラ板があるからこそ、わたしたちは、次のステップで、安心して「仕上げ」のジプトーンを張ることができるのです。 華やかな仕上げ作業(サードステップ)が、主役(アクター)だとしたら。 わたしたちがこの日行うのは、その主役を完璧に輝かせるための、最高に格好いい「舞台裏(バックステージ)」づくりです。
最高の「舞台裏」を、みんなの手で。
正直に言いましょう。 天井張りは、ずっと上を向き続ける、DIYの中でも一番大変な作業かもしれません。 首が、痛くなるかもしれない。
けれど、わたしたちが今つくっているのは、「見えなくなるけれど、最も重要な部分」。 このアジトの「本質」とも言える作業です。
この一番地味で、一番大切な「土台」づくりを、一緒に味わい尽くしませんか?
【Fab Shed セカンドステップデイ 開催概要】
日時: 2025年11月9日(日) [13:00〜15:00頃まで ※出入り自由]
場所: Fab Shed倉庫(宇和島市桝形町2丁目1番8号)
内容:
みんなで天井に断熱材を詰めよう!(タッカー作業)
みんなで天井の「下地」となるバラ板を張ろう!(ビス打ち作業)
持ち物:
汚れてもいい服装
軍手、保護メガネ(あればでOKです)
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