宇和島商工会議所は、昨年から「ルーキーズ・カレッジ」という事業に取り組んでいます。
その目的は次のとおりです。
目的:新社会人向けに交流型研修を開催し、業種を超えた繋がり(地域同期会)を形成して、若年労働者の離職防止と人材育成の還流モデル(先輩から後輩新人へ)の構築を図り、地域全体での成長と活躍促進を目指します。
【地域同期】がキーワードです。
宇和島には同期入社が、何人もいるような企業は(市役所、銀行を除けば)ほとんどありません。
中小企業に入った新入社員にしてみれば年齢直近の先輩は、10歳上というようなこともままあります。
自宅と会社の往復の生活を続けたりすると、気がついたら縦に横に孤立して、出会いもない、そんなことにもなりかねません。
会社に同期はいないけど、地域の同期はいる。
ルーキーズ・カレッジは、そんな地域の次世代を横に繋ぐ大きな役割があるのです。
もう一つキーワードがあります。
【地域の人事部】
これです。(関連記事はコメント欄)
人口が減少する。しかも若い人や子どもが減っていく。
このような状況では、会社も学校も、それぞれバラバラの単位ではなく、地域単位での連携・協働が欠かせなくなってくる。
その橋渡しとして、中間支援組織の役割を果たすのが、
産業における「商工会議所」
教育における「地域学校協働本部」
です。
そしてルーキーズ・カレッジの意味と価値は、ここにもあります。
地域活性化の文脈でのイノベーションを起こす力です。
リンク先記事の抜粋です。
『若者を分散させる弊害はマンネリズムの支配にとどまらない。
もっと深刻なのは、イノベーションを起こす力が弱っていくことである。』
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