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災害関連死を防ぐためには

令和5年6月24日(土) 愛媛県災害リハビリテーション連絡協議会から

★老人保健施設伊予ヶ丘 理学療法士 荒谷 英彦先生
★済生会松山病院 作業療法士 中村 匡秀先生
★松山赤十字病院 理学療法士 伊東 孝弘先生

をお招きして『災害関連死を防ぐために注意すること』を開催しました!

西日本豪雨からもうすぐ5年。
たくさんのメディアの方や、約60名という多くの参加があり、防災意識の高さを感じますね♬

先生の「災害関連死とは」という声から始まり「避難所での生活」や「エコノミー症候群」を予防するための座ったままでもできる体操などを教えていただきました。
続いて「災害時のトイレ環境を考える」というところで先生から突然の質問。

『今日の昼食ぬきと半日トイレに行けないの、どちらが我慢できますか?』

食いしん坊の私でも、ご飯は我慢出来てもトイレは我慢できません(汗)
西日本豪雨の時、トイレが使えませんでした。
(持ち出し袋の中に準備していた災害用トイレも家族分と考えると全然数が足りませんでした。。)


トイレに行きたくなるといけないから『食べない・飲まない』。
それがまた、災害関連死に繋がってしまうのだと聞き、トイレ重要性を再認識です。

ワークショップでは様々なトイレを実際に見ていただき、既設のトイレを災害用トイレに切り替えるやり方や、組み立て式トイレを実際に組み立て、座ってみました。
凝固剤、新聞紙、オムツ(ペットシート)などを便器に入れ、尿に見立てた水を流し吸水状態もみることも。

発泡スチロールの組み立てトイレは、軽くしっかりしていて洗えるというところで人気でしたが、1セット二万円と聞いてびっくり!

最後にまとめとして、先生から『災害関連死を防ぐためには』

T・・・快適で十分な数の「トイレ」
K・・・温かい食事を提供する「キッチン」
B・・・「ベッド」

が大切だという話がありました。


参加者からは、身を守ることや食糧を確保することばかりを考えていたという声があり、私もそうだったなぁと。
先生方、貴重なお話や体験をありがとうございましたm(__)m



※本事業は『Yahoo!基金2022年度被災地復興調査助成』を活用させていただきました。

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