視察1日目
伊丹経由で仙台へ。
せんだい3.11メモリアルホールを見学し、イコールネット仙台の宗片恵美子さんのお話しをお聞きします。
宗片さんは3.11以前から調査をもとに女性の困りごとに着目し、ジェンダー視点の必要性をいち早く訴えられていて、震災後の防災計画には提言が盛り込まれています。
さらに女性防災リーダーを育成する講座を民間で立ち上げ、100人以上もの女性リーダーのネットワークを持っている…という、まさに私たちがお手本としたい先駆者的存在でした。
とても穏やかな語り口なのに、エンパワメントする言葉は厳しく、熱い。
具体的にアドバイスもいただき、「聞くだけじゃだめ。明日から始めなくてはね」と、強く決意を促す講話が心に響きます。
懇親会にもご参加くださり、各々の活動の悩みや課題を相談させていただいて、大変貴重なお時間でした。
視察2日目
とめタウンネットの足立千佳子さんにバスに同乗いただき、民設民営のとめ女性支援センター、インキュベーション施設のコンテナおおあみなどの女性支援の拠点を視察。
女性の力を復興支援に活かし地域活性化に携わる方々の思いをお聞きしました。
さらに、キュートなアクリルたわしの制作販売などに取り組む皆さんとお会いし、コミュニティカフェにて昼食を。
「はっと汁」はとてもあったかくて優しいお味…。体にも記憶にも刻まれた昼食でした。
午後は南三陸の上山八幡宮の工藤真弓さんを訪ねました。
復興の過程で多数の話し合いの場を設け、一人ひとりの意見を大切にしながら話し合いの場づくりをしてこられた工藤さんから、とても大切な視点を学びます。
また、祈念公園では防災庁舎の遺構についてガイダンスしていただきました。
夜の懇親会では、宗片さんをゲストに話が弾み、ますます結束力を固めた受講生の皆さん。
この勢いをアクションに活かさねば!と意気揚々としていました。
視察3日目
朝から青葉城を見学、閖上朝市へ。
海鮮丼が美味と有名な市場は、たくさんの人で大にぎわい。
その一角にある「閖上の記憶」で、丹野祐子さんの話を伺いました。
震災で中学2年生の息子さんを亡くされ、また多くの方が犠牲になった閖上地区。
あのとき「津波なんて来ない」と言わなければ…とどれほど悔やみ、つらかっただろうか。想像を絶します。
その後団体を立ち上げ、震災を語り継ぐ活動を続けておられる丹野さんのお話は、胸を締め付けられ、災害の恐ろしさを感じるとともに、自分たちに何ができるのか、深く深く考えさせられました。
濃厚な3日間を過ごし、結束力がアップしたRin1期生。
これからこの知見をどう生かしていくのか。
帰りのバスや飛行機の中でも、活発な議論が交わされていました。
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