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小中学校での福祉学習

市内15の小・中学校で福祉学習を行っています。

”視覚に障害を持つ人の生き方を通じて、将来子どもたちの身体に障害が生じたり重い病気を背負ったりしても、
工夫や人より少し多めの努力で生きていけることを知ってもらいたい” という想いからです。


具体的には次のようなことに取り組んでいます。

1.盲学校の紹介

同世代の視覚障害者が、どんな勉強や学校生活をしているかお話しします。

2.点字を学ぶ

点字の書き方について、器具を使いながら実演したり、体験してもらったりします。
スマホや点字ディスプレイの紹介もします。

3.お金の見分け方

小銭やお札をどう見分けているのかお伝えしています。

4.体験コーナー

①アイマスクでお茶つぎ:
 アイマスクをした状態で、ペットボトルのお茶を紙コップに注いでもらいます。

②ブラックボックス:
 箱の中のものを触って当てるゲームです。

③りんごの皮むき:
 リンゴを回しながら、皮が途中で切れないように包丁で長く剥いて見せます。(中学生とはたまに競争をすることも!笑)

また次の体験は、”子どもたちが視覚に障害のある人に出会った際、勇気を出して誘導のお手伝いを出来るようになる” ことを期待して、
特に力を入れて取り組んでいます。

◎ペアを組んで、1人がアイマスクをしてもう1人が誘導
◎2種類の点字ブロックの上を歩き、違いを体感


たとえば電車やバスに乗った際、単独で外出する視覚障害者は、空いている座を見つけるのに大変苦労します。
日常から困っている障害者を見かけたら、進んで手助けをできるようになってほしいのです。

これからの活動に向けて

気づけばこのような取り組みを25年間続けています。
子どもたちだけでなく、保護者や地域の人たちもぜひ一緒に学んでほしいというのが正直な気持ちです。


①勇気を出して声掛けをしてほしい
②障害者だけが困っているのでなく、身近にも困っている人はたくさんいる。そんな人たちへも支援の手を差し伸べてもらいたい
③とにかく家族を大切に。そして、親友をいっぱい作ってほしい

これらはきっと、将来の助けになります。

人と人との繋がりを大切に。


これからもたくさんの方に支援していただきながら、この活動を継続していきます。

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