うわじまグランマは月に1回、宇和島市でこども食堂を運営しています。
共働きやひとり親家庭など、家に帰っても家族で食事をとる習慣のない子どもたちや地域のコミュニティのために宇和島市こども食堂を初めて開催したのは、2019年4月。
こども食堂の存在はその子たちの友達、親、地域の人達に広まっていき、参加する子どもたちはどんどん増えていきました。
さらに、宇和島市子ども食堂運営委員会も発足し、各地域の団体とも連携し必要な資材や情報を共有。
参加・協力者は毎回100人を超え、子どもたちや地域の人達が集まる居場所になっています。
なぜ子どもたちに、こども食堂が必要なのか
日本でこども食堂がはじまったのは、2012年。
その活動は短期間で全国に広まり、現在では全国に2286箇所以上のこども食堂が存在していると言われています。
一体何故、こんなにもこども食堂が必要とされているのでしょうか?
背景の一つに、「子どもの貧困」の問題が挙げられます。
経済的に豊かだと思われてきた日本ですが、子どもたちの16.3%、実に6人に1人が貧困状態にあるという衝撃的なデータが厚生労働省から発表されました。
2015年には13.9%に改善されたものの、依然として約280万人の子どもたちが貧困状態にあります。
さらにひとり親家庭の子どもの貧困問題は深刻で、なんと2人に1人が貧困という状態。
これは先進国の中でも最低の水準であり、満足な食事を食べられない子どもや、毎日1人でご飯を食べている子どもも多く存在します。
子どもたちに、温かくて優しい空間を
子どもたちの成長を見守る中で地域の現状を知り、問題を学校の外から解決するべく、愛媛県宇和島市にこども食堂を立ち上げて3年。
今や毎月100人以上の子どもたちや地域の方々が、こども食堂へ足を運んでくれるまでになりました。
この場所は子どもたちだけでなく、地域のコミュニティとしても、無くてはならない場所と感じています。
子どもたちの居場所を残すために、これからも温かくご支援いただけると嬉しいです。
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